手持ちのスマホと連動して通知や着信を受けたり、運動やダイエットの成果を記録できたりするスマートウォッチ。近ごろでは、血中酸素濃度や皮膚の温度を測定できる、高性能なモデルも発売されています。
しかし、さまざまなメーカーから独自の性能を備えたスマートウォッチが販売されているため、どのモデルが自分に合っているのか分からず困っている方も多いのではないでしょうか。
スマートウォッチを選ぶときは、使用目的を明確にしてから、それぞれの商品を比較すると自分に合ったものを選びやすくなります。
そこで今回は、スマートウォッチの選び方と健康管理に役立つ商品を紹介します。スマートウォッチ選びにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
スマートウォッチとは?
スマートウォッチとは、スマホと連携する腕時計型のウェアラブル端末のことです。ウェアラブル端末とは、手首や腕、頭などに装着するデバイスのことを指し、スマホと連携させることでさらに便利な機能を利用できます。
スマートウォッチを使うメリット
スマートウォッチを使う一般的なメリットには、時刻・通知を手元で確認できることがあげられます。近ごろのスマートウォッチは歩数や心拍数を測定する機能はもちろん、血中酸素濃度・睡眠データ・ストレス値の測定など、健康管理に役立つ機能が搭載されています。
種類によっては電子マネーのチップを内蔵しているため、交通機関やショップでの商品代金を支払うことも可能です。スマホのようにアプリを追加することで、使い方の幅を広げられます。
スマートウォッチは機能面で優れているだけではありません。スタイリッシュなデザインや女性向けのコンパクトなモデルなども展開されていますので、健康管理の目的以外にも、ファッションの一部としても楽しめるでしょう。
スマートウォッチを選ぶ際のポイント
スマートウォッチを選ぶときは、機能やデザインの特徴を抑えておきましょう。自分に合ったタイプを選ぶことで、より便利に使いこなすことができますよ。
スマートウォッチを購入するときは、以下のようなポイントを意識してみましょう。
- スマホとの連携
- ビジュアル
- バッテリー
- ディスプレイ
- アプリ・機能
スマートウォッチの使い方がすでに決まっている方は、使いたい機能が搭載されているか必ずチェックしてください。専門的な機能に特化したスマートウォッチもたくさんあるので、比較しながら選んでみましょう。
➀スマホとの連携
スマートウォッチを選ぶときは、使っているスマホと合わせたモデルを選ぶとスムーズに連携できます。Appleのスマホには「watch OS」、Androidのスマホには「wear OS by Google」が搭載されたスマートウォッチを選ぶとよいでしょう。
➁ビジュアル
スマートウォッチには、時計型・リストバンド型があります。主流となっている時計型は、通常の時計と似たデザインになっているため、ビジネスシーンなどさまざまなシチュエーションで幅広く利用できます。
リストバンド型は細くて軽いので動きの邪魔にならず、スポーツをする習慣があったり、活動量が多かったりする方に適したモデルです。
➂バッテリー
一般的なスマートウォッチは、バッテリー充電式のタイプがほとんどです。USB・マグネット・ワイヤレス方式などがあり、数時間から数日おきの充電が必要です。その他のタイプは、ボタン電池・光で充電するソーラータイプなどがあります。
④ディスプレイ
スマートウォッチの画面は、アナログ表示・デジタル表示の2種類があります。アナログ表示は通常の時計と同じようなデザインのため、直感的に時間を確認できるというメリットがあります。
デジタル表示は、分単位の正確な時間を一目でチェックできるところが魅力です。ただし、デジタル表示はアナログ表示よりもカジュアルな印象が強いため、プライベートでの利用に適しています。
⑤アプリ・機能
メーカーによって搭載されている機能が異なります。独自の機能を搭載しているスマートウォッチも多いため、自分が使いたい機能をまとめておくとスムーズに比較できます。
- GPS
- 心拍計
- 写真撮影
- 電子決済
- 睡眠検知
- 防水・防塵
- 音楽の再生
- 音声アシスタント
- ハンズフリー通話
- 消費カロリーの計測
アクティブにアウトドアスポーツを楽しみたい方はGPSや防水・防塵の性能を持つモデル、軽い運動やダイエット用なら消費カロリーの表示。生活の質を向上させたい方は睡眠検知機能を活用するなど、自分に合った機能を探してみましょう。
スマートウォッチのおすすめメーカー
スマートウォッチを探していると、インターネット上でよく見かけるブランドやメーカーを目にするでしょう。スマートウォッチのシェアは、アメリカや中国などの海外メーカーが上位を占めています。
知らないメーカーの商品は「安心して購入してもいいのかな?」と、不安に感じるかもしれません。スマートウォッチを販売する代表的なメーカーは、以下の5つです。
- Apple
- Amazfit
- HUAWEI
- Xiaomi
- Fitbit
事項からは、これらのメーカーのおすすめポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Apple
出典:apple.com
Appleは、洗練されたシンプルなデザインと高いブランド力が特徴的。販売価格は30,000円台からとなっており、スムーズな連携が可能なiPhoneユーザーにおすすめです。Mac bookと合わせて使用すると、これまでの計測したデータなどをまとめて保存できます。
Amazfit
出典:amazfit.jp
Amazfit(アマズフィット)は、中国に本社を置くZepp Herlth(ゼップヘルス)という会社が販売しているスマートウォッチです。2021年には販売台数が世界で第4位になり、世界中でシェアされるスマートウォッチブランドとなりました。
Amazfitのスマートウォッチには10,000円を切るモデルもあり、比較的安いものが多いので、はじめてのスマートウォッチに最適です。
HUAWEI
出典:huawei.com
HUAWEI(ファーウェイ)は、中国の深セン市に本社を置く通信機器メーカーです。スマホをはじめ多くの通信機器を販売しており、スマートウォッチは高性能ながらも30,000円を切るモデルが多く、コスパの良いスマートウォッチとして人気を集めています。
Xiaomi
出典:mi.com
Xiaomi(シャオミ)は、中国の北京市に本社を置く総合家電メーカーです。ウェアラブル端末市場では、Appleに次いで世界第2位の出荷台数を誇ります。10,000円を切るリストバンド型のスマートウォッチも販売しており、気軽にスマートウォッチを持ちたい方におすすめです。
Fitbit
出典:fitbit.com
Fitbit(フィットビット)は、アメリカのサンフランシスコに本社を置くスマートウォッチの先駆けとなったブランドです。バッテリー持ちの良さや活動量計に定評があり、10,000円を切る安いモデルも販売されています。ダイエットやトレーニング、身体づくりなど健康管理をしたい方におすすめのブランドです。
【iPhoneユーザー向け】おすすめのスマートウォッチ3選
使っているスマホがiPhoneの方は、同じメーカーのApple Watchがおすすめです。Apple Watch に搭載されているwatch OSは、iPhoneやMac bookを販売しているAppleが開発・販売しています。
Apple Watchは、すでにiPhoneで使用しているアプリをそのまま使用できるところが特長です。iPhoneとスマートウォッチで別のアプリを設定する必要がないので、連携がとてもスムーズに完了します。
iPhoneユーザーにおすすめのApple Watchは次の3つです。
- Apple Watch SE
- Apple Watch Series 8
- Apple Watch Series 7
ここでは、各端末の特徴や性能について詳しく解説します。おすすめポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Apple Watch SE
出典:amazon.co.jp
Apple Watch SEは、フィットネスや健康を守る基本的な機能が搭載された低価格モデルです。
OS | watch OS | サイズ | 40mm、44mm |
---|---|---|---|
価格 | 37,800円(税込) | 重量 | 26.4~33.0g |
稼働時間 | 最大18時間 | 色 | 3カラー |
充電方法 | USB-C磁気充電ケーブル | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | なし |
タッチパネル | あり | 心電図アプリ | あり |
電子決済 | Apple Pay | 周期記録 | あり |
音声アシスタント | Siri搭載 | 睡眠記録 | あり |
Apple Watch SEは、スマートウォッチの基本的な機能が備わったモデルです。Appleが販売するスマートウォッチの中では低価格ラインで、シンプルな機能だけで十分と考えている方におすすめです。iPhoneとセットで使用することで、より詳しい健康管理が可能になります。
ただし、一部使用できない機能があり、ディスプレイを常時点灯できないので、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。購入する前に、店頭で使用感を試してみましょう。
Apple Watch SEのおすすめポイント3つ
- シンプルな機能で使いやすい
- Apple製品の中でも低価格ライン
- ベルトを交換することでファッショナブルに
Apple Watch Series 8
出典:amazon.co.jp
Apple Watch Series 8は、スタイリッシュなデザインと女性に嬉しい機能を備えたモデルです。
OS | watch OS | サイズ | 41mm、45mm |
---|---|---|---|
価格 | 59,800円、74,800円(税込) | 重量 | 31.8~42.3g |
稼働時間 | 最大18時間 | 色 | 4カラー |
充電方法 | USB-C磁気充電ケーブル | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | IP6X等級認証 |
タッチパネル | あり | 心電図アプリ | あり |
電子決済 | Apple Pay | 皮膚温センサー | 過去の排卵まで記録 |
音声アシスタント | Siri搭載 | 睡眠記録 | あり |
Apple Watch Series 8には、女性の健康管理に欠かせない月経周期を記録する機能が備わっています。過去の排卵日を推定できる皮膚温センサーが搭載されているため、iPhoneで記録を続けることで自分の身体について深く理解できるようになるでしょう。
睡眠ステージを活用すると、眠りの深さや質を記録できます。ただし、リストバンド型のような手首によく馴染む形状ではないため、睡眠時の装着感が気になるかもしれません。
Apple Watch Series 8のおすすめポイント3つ
- 女性の健康を守る機能が搭載
- 耐水・防塵機能が備わりアクティブに使える
- ワンランク上の健康管理をするモデルに最適
Apple Watch Series 7
出典:amazon.co.jp
Apple Watch Series 7は、視認性に優れたディスプレイを搭載しているモデルです。
OS | watch OS | サイズ | 41mm、45mm |
---|---|---|---|
価格 | 44,900円~49,100円(税込) | 重量 | 32.0~38.8g |
稼働時間 | 最大18時間 | 色 | 10カラー |
充電方法 | USB-C磁気充電ケーブル | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | IP6X等級認証 |
タッチパネル | あり | 心電図アプリ | あり |
電子決済 | Apple Pay | 皮膚温センサー | あり |
音声アシスタント | Siri搭載 | 睡眠記録 | あり |
Apple Watch Series 7は、iPhoneに届いた着信やメッセージの受信を確認できるだけでなく、iPhoneを家に置いたまま外出先で音楽やオーディオブックを聴けます。毎日の身体の動きを記録し、iPhoneのフィットネスアプリで管理すれば、自分の身体の変化にいち早く気づけるでしょう。
また、GPSを搭載しているので、iPhoneがなくてもランニングのルート記録を行えます。ただし、ディスプレイが常時点灯しているので、バッテリーの減りが早いと感じるかもしれません。
Apple Watch Series 7のおすすめポイント3つ
- スマートウォッチの基本的な機能を搭載
- 豊富なカラーから自分好みのものを選べる
- タッチパネル対応でスマートに操作できる
【Androidユーザー向け】おすすめのスマートウォッチ4選
使っているスマホがAndroidの方は、wear OS by Googleが搭載されているスマートウォッチがおすすめです。wear OS by Google は、Androidスマホ用のOSを販売しているGoogleが開発したもので、多くのメーカーがwear OS by Googleを搭載したスマートウォッチを販売しています。
GoogleマップやGoogle翻訳など、スマホに基本搭載されているさまざまな機能がそのまま使用できるため、スマホと同じような感覚でスマートウォッチの操作をすることが可能です。
Androidユーザーにおすすめのスマートウォッチは次の4つです。
- Amazfit GTS 4 Mini
- Amazfit Band7
- Amazfit GTR 4
- Amazfit GTR Mini
ここでは、それぞれの特徴や性能について詳しく解説します。おすすめポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Amazfit GTS 4 Mini
出典:amazon.co.jp
Amazfit GTS 4 Minは、高いデザイン性と充実の機能を備えたオンライン限定の人気モデルです。
OS | Zepp OS | サイズ | 41.8×36.66 ×9.1mm |
---|---|---|---|
価格 | 16,800円(税込) | 重量 | 31.2g |
稼働時間 | 最大15日間 | 色 | 4カラー |
充電方法 | マグネット式充電 | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | 強化ガラス、指紋付着防止コーディング | 専用アプリ | Zeppアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 7種類 |
音声アシスタント | Amazon Alexa搭載 | 睡眠記録 | あり |
健康管理機能が充実し、睡眠・ストレス・消費カロリー・月経周期トラッキングなどの主な機能をすべて搭載。ワークアウトは150種類用意され、うち7種類は自動検出とトップクラスの豊富さを誇ります。
大きく鮮明に映し出されるディスプレイは視認性が高く、届いた通知やデータを一目で確認できます。スポーツの効果やより詳しい健康管理を直感的に確認したい方におすすめです。
ただし、専用アプリは運動関連の用語解説が少なく、人によっては物足りなかったり、扱いが難しいと感じたりするかもしれません。
Amazfit GTS 4 Miniのおすすめポイント3つ
- バッテリーが長持ちし充電忘れの心配が少ない
- 機能・デザイン・価格のバランスが取れた優秀なモデル
- 超スリム&軽量ボディでスポーツ中の装着感が気にならない
Amazfit Band7
出典:amazon.co.jp
Amazfit Band7は、充電のストレスから解放されたリストバンド型のコンパクト&軽量モデルです。
OS | Zepp OS | サイズ | 42.33×24.36 ×12.2mm |
---|---|---|---|
価格 | 7,980円(税込) | 重量 | 28g |
稼働時間 | 最大18日間 | 色 | 2カラー |
充電方法 | マグネット式充電 | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | 強化ガラス、指紋付着防止コーディング | 専用アプリ | Zeppアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 4種類 |
音声アシスタント | Amazon Alexa搭載 | 睡眠記録 | あり |
数あるスマートウォッチの中でも最高水準を誇る、最大18日間連続で使用できる大容量バッテリーを内蔵したリストバンド型スマートウォッチです。充電忘れを心配することなく、毎日のスポーツや健康管理に役立てられます。大型HD AMOLEDディスプレイのため、リストバンド型で懸念される画面が見にくいという心配もありません。
ただし、基本的なヘルスケア機能を備えたモデルのため、高性能な機能を求めている方は物足りないと感じるかもしれません。運動不足解消やダイエットを管理するために最適なモデルです。
Amazfit Band7のおすすめポイント3つ
- 低価格で基本的な機能を備えたモデル
- コンパクト&軽量モデルでスポーツ中も気にならない
- スマートウォッチの中でも最高水準を誇るバッテリー持続
Amazfit GTR 4
出典:amazon.co.jp
Amazfit GTR 4は、健康・運動の記録を正確かつ細かく確認できる腕時計型モデルです。
OS | Zepp OS 2.0 | サイズ | 46×46×10.6mm |
---|---|---|---|
価格 | 33,000円(税込) | 重量 | 60g |
稼働時間 | 最大14日間 | 色 | 2カラー |
充電方法 | マグネット式充電 | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | 強化ガラス、指紋付着防止コーディング、アンチグレアベゼル | 専用アプリ | Zeppアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 10種類 |
音声アシスタント | Amazon Alexa搭載 | 睡眠記録 | あり |
150種類を超えるスポーツモードと、筋力トレーニングの認識をするフィットネスに最適なスマートウォッチです。専用アプリを使用すれば、トレーニング効率を可視化でき、モチベーション維持にもつながるでしょう。
また、一般的な腕時計に似たデザインも特徴の1つです。現代スポーツカーからインスピレーションを受けたデザインは、ビジネスシーンでも違和感なく使用できます。ただし、少し大ぶりなメンズウォッチに近いサイズ感のため、女性やコンパクトなスマートウォッチを求めている方は、大きさが気になるかもしれません。
Amazfit GTR 4のおすすめポイント3つ
- 一般的な腕時計に似たデザイン
- 専用アプリ連動で専門的な解説が表示される
- バッテリーが長持ちし充電忘れの心配が少ない
Amazfit GTR Mini
出典:amazon.co.jp
Amazfit GTR Miniは、コンパクトなサイズに十分な機能が詰め込まれたオンライン限定モデルです。
OS | Zepp OS 2.0 | サイズ | 42.83×42.83 ×9.25mm |
---|---|---|---|
価格 | 19,800円(税込) | 重量 | 36.2g |
稼働時間 | 最大14日間 | 色 | 3カラー |
充電方法 | マグネット式充電 | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | 2.5D強化ガラス、反指紋コーディング | 専用アプリ | Zeppアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 7種類 |
音声アシスタント | なし | 睡眠記録 | あり |
どのような服装にも合わせやすいラウンド型のスマートウォッチとなっており、コンパクトなサイズに軽量化されたボディは、女性の手首にもフィットする付け心地です。10,000円強の価格でありながら、毎日の健康をサポートするヘルス機能が充実しています。
また、ミニアプリや専用アプリを追加すればスマートウォッチを自分好みの機能に絞って使用することが可能です。24時間健康モニタリングを有効にしておくと、自分でも気が付けない体調の変化が分かるようになります。ただし、専用アプリの一部解説は日本語に対応していないため、人によっては扱いが難しいかもしれません。
Amazfit GTR Miniのおすすめポイント3つ
- コンパクトなサイズで女性の手首にもよく馴染む
- バッテリー容量が大きく旅行や出張でも充電の心配がない
- 月経周期と排卵日に関する予測をリマインダーで受け取れる
【初心者向け】安くておすすめのスマートウォッチ3選
まずは、比較的値段が安いモデルから試してみたいという方も多いでしょう。ただし、値段を抑えると性能や耐久性が劣るモデルもありますので、ご自身が使いたい機能や使い道を明確にしてから、それぞれの製品を比較するのがおすすめです。
- Xiaomi Smart Band 7
- Fitbit Versa 2
- HUAWEI Band 7
ここでは、スマートウォッチ初心者向けの低価格・高性能なスマートウォッチを3つ紹介します。
Xiaomi Smart Band 7
出典:amazon.co.jp
Xiaomi Smart Band 7は、大型ディスプレイが特徴のリストバンド型フィットネスパートナーモデルです。
OS | - | サイズ | 46.5×20.7 ×12.25mm |
---|---|---|---|
価格 | 6,990円(税込) | 重量 | 13.5g |
稼働時間 | 14日間以上 | 色 | 4カラー |
充電方法 | マグネット式充電 | 防水・耐水 | 5ATM耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | 強化ガラス、指紋防止コーディング | 専用アプリ | Mi Fitness |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 5種類 |
音声アシスタント | - | 睡眠記録 | あり |
スポーツやカジュアルなシーンで使いやすい、大型ディスプレイを搭載したリストバンド型スマートウォッチです。14日間以上持続するバッテリーが内蔵され、軽量化されたボディは日常使いにピッタリです。本体は目を引く明るいカラーが準備され、ファッションの一部としても楽しめるでしょう。
24時間心拍数を測定する機能や、さまざまな睡眠パターンを正確にモニタリングする睡眠記録など、健康をサポートする機能を搭載。高性能モデルを使いこなす自信がない、軽い運動やダイエットの管理に使用したいという方におすすめのスマートウォッチです。
Xiaomi Smart Band 7のおすすめポイント3つ
- 気分が明るくなるファッショナブルなカラー展開
- 基本的な機能を搭載したシンプルなスマートウォッチ
- 110種類以上のスポーツに対応し健康をサポート
Fitbit Versa 2
出典:amazon.co.jp
Fitbit Versa 2は、正確な測定とシーンに合わせて文字盤をカスタマイズできるモデルです。
OS | - | サイズ | 4.9×10.25 ×22.6cm |
---|---|---|---|
価格 | 12,980円(税込) | 重量 | 40g |
稼働時間 | 6日間以上 | 色 | 2カラー |
充電方法 | リチウムポリマー | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | - | 専用アプリ | Fitbitアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | なし |
音声アシスタント | Amazon Alexa搭載 | 睡眠記録 | あり |
アメリカに本社を置くヘルスケア機器メーカーが販売しているため、活動量計の精度が高く、専門機器とほぼ同じレベルで正確な測定ができます。睡眠トラッキングも正確に測定できるため、睡眠の質を改善したい方におすすめです。
また、数十種類の中から文字盤をカスタマイズできるので、自分の好みに合わせられます。運動中や外出時など、気分に合わせてデザインを変えてみましょう。
Fitbit Versa 2のおすすめポイント3つ
- 心拍数や睡眠トラッキングの精度が高い
- Amazon Alexa搭載でよりスマートな操作が可能に
- 低価格ながらも充実した機能で健康をサポートできる
HUAWEI Band 7
出典:amazon.co.jp
OS | - | サイズ | 44.35×26 ×9.99mm |
---|---|---|---|
価格 | 8,580円(税込) | 重量 | 16g |
稼働時間 | 通常使用で14日間 | 色 | 4カラー |
充電方法 | 磁気充電ポート | 防水・耐水 | 50メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | あり | 専用アプリ | HUAWEI Healthアプリ |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | - |
音声アシスタント | - | 睡眠記録 | あり |
96種類以上のワークアウトモードや200種類以上の睡眠情報、1日のストレスレベルをモニタリングするなど、万能なアシスタント機能がそろっています。運動習慣だけでなく、毎日の生活の質を向上させたい方におすすめのモデルです。
急速充電にも対応しており、5分間で最大2日間の充電が完了します。朝の忙しい時間帯や運動前の隙間時間にサクッと充電が完了するため、毎日の測定を逃すことはありません。
HUAWEI Band 7のおすすめポイント3つ
- 96種類以上のワークアウトモードを搭載
- 心拍数に異常があるとアラートでお知らせ
- 5分間で最大2日間分の充電か完了
【健康管理】高機能なおすすめのスマートウォッチ3選
ここからは高機能を備えた3つのスマートウォッチを紹介します。値段の高いモデルもありますが、健康管理機能が充実したスマートウォッチを探している方におすすめです。
- HUAWEI WATCH GT 3 Pro
- Apple Watch Ultra
- Garmin Venu 2 Plus
HUAWEI WATCH GT 3 Pro
出典:amazon.co.jp
HUAWEI WATCH GT 3 Proは、高品質な素材を採用したスタイリッシュなモデルです。
OS | サイズ | 46.6×46.6 ×10.9mm |
|
---|---|---|---|
価格 | 43,780円(税込) | 重量 | 54g |
稼働時間 | 通常使用で14日間 | 色 | 2カラー |
充電方法 | ワイヤレス充電 | 防水・耐水 | 30メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | あり | 専用アプリ | - |
電子決済 | - | ワークアウトの自動検出 | 100種類以上 |
音声アシスタント | あり | 睡眠記録 | あり |
HUAWEI TruSportのスポーツ科学に基づくモニタリングで、ランニング能力の向上をサポートします。装着して走ることで、一人ひとりのランニング能力を科学的に評価・分析し、トレーニングメニューを提案してくれます。
潜水速度・深度・潜水時間などのデータ表示や無呼吸トレーニングモードなど、高度な水中でのチャレンジをサポートする機能が備わり、活発に運動する習慣がある方にピッタリなモデルです。ただし、メンズウォッチよりのデザインとなっていますので、女性には馴染みにくいかもしれません。
HUAWEI WATCH GT 3 Proのおすすめポイント3つ
- ランニング能力の向上をサポートするシステム搭載
- 洗練されたデザインと高品質な素材を使用したモデル
- 安全なフリーダイビングを可能にする測定機能あり
Apple Watch Ultra
出典:amazon.co.jp
Apple Watch Ultraは、Apple Watchシリーズの中で最も屈強で万能なモデルです。
OS | watch OS | サイズ | 49mm |
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価格 | 124,800円(税込) | 重量 | 61.3g |
稼働時間 | 最大36時間 | 色 | 1カラー |
充電方法 | USB-C磁気高速充電ケーブル | 防水・耐水 | 100メートルの耐水 |
センサー | あり | 防塵 | IP6X等級認証 |
タッチパネル | あり | 緊急SOS | 86デシベルのサイレン |
音声アシスタント | Apple Pay | 皮膚温センサー | 過去の排卵まで記録 |
音声アシスタント | Siri搭載 | ワークアウトの自動検出 | 9種類 |
本格的なアウトドアスポーツに適したモデルで、大音量で周囲に知らせる86デシベルのサイレン機能や強化されたGPSが搭載されているところが特徴です。健康管理機能も充実しているため、運動能力の向上だけでなく運動不足解消やダイエットなど、幅広く活用できるでしょう。
ただし、スマートウォッチの中でも少し重みのあるモデルとなっているため、ワークアウト時や睡眠時、長時間の装着は邪魔に感じてしまうかもしれません。
Apple Watch Ultraのおすすめポイント3つ
- 危険を知らせるブザー搭載
- ワークアウトの自動検出数がトップクラス
- アプリを併用するとデータを細かく記録できる
Garmin Venu 2 Plus
出典:amazon.co.jp
Garmin Venu 2 Plusは、高度なヘルスケア・フィットネス機能が搭載され自分だけの健康管理ができるモデルです。
OS | - | サイズ | 43.6×43.6 ×12.6mm |
---|---|---|---|
価格 | 66,800円(税込) | 重量 | 51g |
稼働時間 | 約9日間 | 色 | 3カラー |
充電方法 | - | 防水・耐水 | 5ATM |
センサー | あり | 防塵 | - |
タッチパネル | あり | エネルギーモニター | Body Battery搭載 |
電子決済 | Garmin Pay、Suica | フィットネス年齢測定 | あり |
音声アシスタント | Siri、Googleアシスタント、Bixby利用可 | エクササイズの種類 | 1,400種類 |
Garmin(ガーミン)独自の機能「Body Battery」は、身体的なエネルギー残量を測定できます。低いスコアは体力を温存して休息が必要なことを意味しています。うまく使いこなせば、疲れを溜めにくい生活リズムを整えることができるでしょう。
また、フィットネス年齢を測定したり、自分だけのワークアウトを作成したりできる機能があるため、無理なく自分のペースで運動を続けられます。ただし、一部のスマホでは音声機能との互換性がありませんので、よく確認してから購入するようにしましょう。
Garmin Venu 2 Plusのおすすめポイント3つ
- 独自の「カラダのバッテリー残量」を測定する機能搭載
- 動画によるトレーニングプログラムがプリロードされている
- 1,400種類を超えるエクササイズの中からワークアウトを作成
イマカラ編集部がスマートウォッチをおすすめする理由
スマートウォッチは、時計としての機能を備えているだけではありません。搭載されている機能を把握し、うまく使いこなすことで、QOLの向上にもつなげられます。
スマートウォッチの活用をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 健康管理が簡単にできる
- スマホを取り出す手間がなくなる
- 財布を取り出す必要がない
- 高級時計より安い
- 通知を見逃さなくなる
それでは、これらの理由について詳しく解説していきましょう。
健康管理が簡単にできる
出典:amazon.co.jp
スマートウォッチには歩数や心拍数を計測する機能、月経周期を推定する機能、睡眠の質を記録する機能が搭載されているので、毎日の健康管理が簡単に行えるようになります。自分の健康状態が数値で確認できるようになると、ダイエットのモチベーションアップにもつなげられるでしょう。
GPS機能は現在地が分かるだけでなく、走った経路も確認できるのでランナーやクライマーにとって嬉しい機能といえます。中にはウォータースポーツにも対応している高性能なモデルもあり、ご自身の用途に合わせて選択することが可能です。
スマホを取り出す手間がなくなる
スマートウォッチがあれば、スマホに届いた通知や着信を確認するときに、カバンやポケットからわざわざスマホを取り出す必要がありません。急いでいるときにカバンの中から探しだせず、慌ててしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
いつでも簡単に手首で必要な情報を確認できるので、ダラダラと見続けてしまう「スマホチェック」を減らす機会につながるかもしれません。スクリーンタイムなどの機能と合わせて使用すれば、より有意義な毎日を過ごせるようになるでしょう。
財布を取り出す必要がない
スマートウォッチの便利な機能の1つに、電子マネーでの決済があります。カバンから財布を取り出し、さらに財布から小銭を探すのは面倒なときもあるでしょう。スマートウォッチがあれば、ワンタッチで支払いができるので、スムーズに会計を済ませられます。
また、交通カードを使用できるモデルであれば、手首のスマートウォッチをかざすだけで自動改札を通過できます。切符を買う手間やカバンの中で紛失する心配もありません。
高級時計より安い
高機能なスマートウォッチは値段が高くなる傾向にありますが、ブランド力のある高級時計と比較するとリーズナブルです。近ごろでは、高品質な素材を採用したアナログ表示のスマートウォッチも販売されています。
デジタルな印象を与えるスマートウォッチが苦手な方は、ビジュアルに優れたモデルを選んでみるといいかもしれません。ビジネスシーンにもよく馴染むスタイリッシュなモデルを選べば、一般的な腕時計と変わらないビジュアルで使用できます。
通知を見逃さなくなる
スマートウォッチを付けていれば、今すぐ返信が必要なものかどうかの判断を素早く行えます。集中しているときや仕事中はスマホの通知に気づけない可能性が高いです。しかしスマートウォッチを付けていれば、緊急の連絡を見逃すことがありません。
また、私用でスマホを触ることに気を使うシーンでも、スマートウォッチを付けていればこっそり通知を確認することもできます。簡単な返信はスマートウォッチで行えるので、うまく活用してみましょう。
イマカラ編集部が紹介!スマートウォッチを健康管理に活用する方法3選
単にスマートウォッチを付けているだけでは、ただ時間を確認するための「腕時計」になってしまいます。基本的な機能だけを備えたスマートウォッチも、使いこなせば健康管理に役立ちます。
スマートウォッチを購入したら、次のような機能をフル活用してみましょう。
- 睡眠時間管理
- 心拍数のチェック
- 歩数計でウォーキングを記録
それでは、それぞれの機能をフル活用する方法を解説します。
睡眠時間を管理できる
出典:amazon.co.jp
スマートウォッチは睡眠時間だけでなく、呼吸時間・レム睡眠・ノンレム睡眠など、詳しい睡眠情報を記録することが可能です。睡眠の質は健康と密接な関係があり、質の悪い睡眠は生活習慣病のリスクを高めたり悪化させたりすることが分かっています。
スマートウォッチの睡眠管理機能を活用すると、自分で睡眠の変化に気が付けます。お風呂に入って代謝を促したり、アロマの香りでリラックスできる環境を作ったりと、睡眠の質を高められる行動を始めるきっかけ作りになるでしょう。
寝ても疲れが取れない、朝スッキリ起きられないという方は、スマートウォッチの睡眠記録を取り、健康管理に役立ててみてください。
心拍数をチェック
スマートウォッチが心拍計を備えているモデルであれば、日ごろから心拍数を計測してみましょう。ランニングや激しいスポーツを行う方は、心拍数を計測することで身体にかかっている負荷の度合いを把握できます。
ヘルスケア機能が充実しているモデルを選べば、心拍数グラフ・歩幅・トレーニング負荷とその効果も測定可能です。トレーニング中の急激な脈拍の変化にも気が付きやすく、健康管理やトレーニングメニューの作成に役立つでしょう。
運動の習慣があるものの効果があるのか分からなかったり、運動や健康の管理に役立つ記録を付けたかったりする方は、スマートウォッチの活用がおすすめです。専用アプリと連動させると専門的なアドバイスが表示されるモデルもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
歩数計機能でウォーキングのサポート
運動不足の方にとって、運動を習慣付けることは健康への第一歩です。
日ごろから運動する習慣があると、心疾患・高血圧・糖尿病・肥満などの割合や死亡率が低くなることが分かっています。しかし、運動不足の解消やダイエットを目的に掲げていても、モチベーションが維持できなければ、運動を習慣にすることはできません。
スマートウォッチには歩数計機能や消費カロリーを計算してくれる機能を搭載しているモデルがあります。歩数を計測することで成果や成長が数値で確認できるので、モチベーションを維持しやすくなり、運動を続けやすくなるでしょう。
まとめ
今回は、スマートウォッチの選び方やおすすめのメーカー、目的別に適したモデルの解説をしました。スマートウォッチにはさまざまな種類があり、搭載されている機能も異なります。スマホと連動することでより細かい記録が可能になったり、長期的なデータを保存したりすることができます。
通知の確認や受け取りだけで手持ち無沙汰になってしまわないよう、自分に合ったモデルを選び、健康管理に役立ててみましょう。