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小児肥満とは
小児肥満とは、1~6歳の幼児や、6~12歳の学童期にみられる肥満のこと。
現在の健康障害だけでなく、成人後の糖尿病や心筋梗塞といった生活習慣病の発症リスクを高める可能性があることから、小児肥満のうちに対策をとる必要があります。
子どもの肥満度の計算方法と肥満度チェック
大人の場合、肥満の判定には「BMI」が用いられ、BMI25以上が肥満と診断されますが、子どもの場合には身長と体重のバランスが異なるため、大人と同じ基準値は使用できません。
幼児の場合は肥満度やカウプ指数が、小学生(学童期)の場合は肥満度やローレル指数が肥満の判定に用いられます。
幼児の場合
幼児(1~6歳)に対しては、肥満度を用いた評価が一般的です。
肥満度とは性別・年齢・身長に応じた標準体重に対して実際の体重が何%上回っているかを示すもので、以下の式で求めることができます。
- 肥満度(%)=(実測体重-標準体重)/標準体重×100
この肥満度の計算をグラフに示したのが身長体重曲線で、身長と体重から視覚的に肥満度を読み取ることが可能です。
幼児用・学童用肥満度判定曲線において、現在の身長と体重の交差する部分に点を打ち、肥満度判定曲線でどの位置にあるかを確認します。
【リンク】幼児用・学童用肥満度判定曲線(一般社団法人日本小児内分泌学会のページ)
肥満度は男女ともに、以下のように判定されます。
- +30%以上…ふとりすぎ
- +20%以上+30%未満…ややふとりすぎ
- +15%以上+20%未満…ふとりぎみ
- -15%超+15%未満…ふつう
- -20%超+-15%以下…やせ
- -20%以下…やせすぎ
肥満度を用いた判定方法以外には、「カウプ指数」を用いた判定方法もあります。
カウプ指数は身長と体重から体格の大きさを計算するもので、大人のBMIと同じ式で表されます。
- カウプ指数=体重(㎏)÷身長(m)2
ただし、乳幼児期のカウプ指数(BMI)は年齢によって大きく変化するため、日本人小児の身体測定値データと比較し、統計的にどの位置にいるか(パーセンタイル値)によって判定を行います。
2歳以降の場合で、パーセンタイル値が以下の場合に幼児肥満の判定がなされます。
- 85.0~94.4パーセンタイル…過体重
- 95パーセンタイル以上…肥満
しかし、カウプ指数を用いた肥満度判定は身長や年齢の違いによる肥満度の過小評価や過大評価が起こることから、日本での小児肥満の判定方法は肥満度を用いた方法が一般的です。
小学生の場合
小学生(6~12歳)に対しても、肥満度を用いた評価が一般的です。
- 肥満度(%)=(実測体重-標準体重)/標準体重×100
注意点としては、小学生になると学童の身長体重曲線を用いる必要があること、肥満度の判定基準が変わることです。
【リンク】幼児用・学童用肥満度判定曲線(一般社団法人日本小児内分泌学会のページ)
学童期の肥満度は男女ともに、以下のように判定されます。
- +50%以上…高度肥満
- +30%以上+50%未満…中等度肥満
- +20%以上+30%未満…軽度肥満
- -20%超+20%未満…適正体格
- -30%超+-20%以下…痩身傾向
- -30%以下…高度痩身
このほかに肥満判定を行うには、「ローレル指数」を用いた方法もあります。
ローレル指数は身長と体重から体格を評価する方法ですが、BMIやカウプ指数都は計算式が異なります。
- ローレル指数=体重(㎏)÷身長(cm)3×107
計算式で求められた数値を以下の基準で判定します。
- 180以上(身長110~129㎝の場合)
または170以上(身長130~149㎝の場合)
または160以上(身長150㎝以上の場合)…太りすぎ - 145~159…太りぎみ
- 115~144…標準
- 101~115…やせぎみ
- 100以下…やせすぎ
ローレル指数による肥満判定は、子どもの体格によって太りすぎの基準値が変わるため、注意が必要です。
子どもの肥満解消方法の考え方
子どもたちの肥満解消方法は、大人と同じ考え方をすることが難しくなっています。
その理由は、主に子どもたちが成長過程にあることと、周りの大人の生活習慣に影響されやすいため。
成長を妨げないように適切に肥満を解消するための考え方をまとめます。
体重を減らそうとしない
子どものダイエットは、成長に伴って体重が「増えてはいるが、標準体重のラインに近づく」ように体重の増え方を抑えるという考え方をします。
大人がダイエットをする場合、第一の目標は「体重を減らすこと」になりますが、子どもも同じように考えることはできません。
子どもは体が大きく成長していく途中であり、基本的に栄養素やエネルギーが大人に比べると余分に必要な時期となっています。
そのため、体重が減るほどのダイエット(摂取エネルギーの減少や消費エネルギーの増加)は成長に悪影響を及ぼします。
長期的に取り組む
子どもの肥満解消は身長の伸びと合わせて体格を整えていく必要があるため、短期間での解消は難しいため、長期的に取り組む必要があります。
時間はかかりますが、その後の人生で太りにくい食習慣や生活習慣を身に着けることにもつながるため、地道にコツコツ取り組むのが望ましいでしょう。
家族も一緒に生活改善を行う
子どもの肥満の大きな要因に家族全体の生活習慣がかかわっているかもしれません。
肥満の原因になりうる、不規則な生活リズムや間食の量や頻度を見直すことは、子どもだけでなく大人の肥満・生活習慣病予防にも重要なポイントです。
大人にとっても「より健康になるきっかけ」と考えることもできるので、肥満解消は家族みんなで取り組むのが理想的です。
小児肥満解消のための食事のポイント
では、小児肥満の解消のためには、具体的にはどんなことを工夫すればいいのでしょうか?
肥満は、身体活動などによる消費エネルギーと成長に必要なエネルギーに対して、食事などから摂取するエネルギーが多すぎることが原因です。
よって、肥満解消のためには
- 運動などによる消費エネルギーを増やすこと
- 食事からの摂取エネルギーを減らすこと
これらのいずれか、または両方が必要になります。
お菓子や清涼飲料水を減らす
砂糖類を多く含む清涼飲料水、砂糖や油脂類を多く含む甘いお菓子・菓子パンなどの食品は体の成長や健康維持に必要な栄養素は少ない食品です。
その一方で、これらは余分なエネルギー摂取になりやすい特徴があるため、食事の見直しでは最初に減らしたいポイントになります。
具体的には、以下のような方法があります。
- 水分補給は清涼飲料水ではなく水やお茶にする
- お菓子は1日の上限量を決める(1日200kcalまでなど)
- 菓子パンを食事としてとらない
野菜や果物、豆類、海藻類を増やす
野菜・果物・豆類・海藻類は量の割に低カロリーな食材です。
普段の食事の中で使う割合を増やすことで、摂取エネルギーを抑えながら食べ応えの確保にも役立ちます。
- 毎食野菜のおかずを取り入れる
- 野菜のおかずから食べる
- 間食は生の果物を活用する
塩分の高いもの、砂糖、油の多い物を減らす
砂糖や油をたくさん使ったものは単純にエネルギーが過剰になりやすい食品です。
塩分の高いものはごはんが進みやすく、食べすぎにつながりやすいという特徴も。
一切食べてはいけないということはありませんが、量と頻度に注意したいところです。
- 揚げ物の頻度を低くする(週2回までなど)
- 薄味の食事を心掛ける
- 塩辛いおかずは控えめにする
よく噛んでゆっくり食べる
食べ物を食べてから血糖値が上がり脳が満腹を感じるまで、タイムラグがあることが知られています。
早食いは満腹を感じる前に食べすぎてしまうため、摂取エネルギー過剰の原因に。
噛み応えのある食品を取り入れることで、無意識に食べるスピードを抑えられます。
- 一口につき10回噛む
- 流し込む食べ方は意識して避ける
- 歯ごたえのある食材を取り入れる
夜遅い時間の食事を減らす
夜遅い時間の食事は単に余分なカロリー摂取になるほか、睡眠不足の原因にも。
お風呂に入った後はカロリーのあるものは食べない、など、ルールを決めておきましょう。
だらだら食いやながら食いをしない
時間帯を問わず、不規則な食事も余分なエネルギー摂取の原因に。
1日3食+適量の間食を基本として、食事のリズムを作りましょう。
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小児肥満解消のための食事以外のポイント
食事のほか、十分なカロリー消費のための生活習慣も大切です。
運動や睡眠にかかわるポイントをまとめました。
体を動かす時間を毎日60分以上とる
休みの日など、学校のない日は家で過ごすことが多くなると、どうしても運動量が少なくなり、エネルギー消費も減ってしまいます。
文部科学省の「幼児期運動指針」によると、幼児期の運動の目安は1日あたり60分以上。
ハードなものである必要はなく、楽しく体を動かせるのが理想です。
座りっぱなしの時間を短くする
テレビ、タブレットは子どもが楽しめるコンテンツが多い一方で、長時間になると運動量が少なくなってしまう面もあります。
じっとしている時間ばかりにならないよう、時間の取り方を工夫してみるといいかもしれません。
運動とまではいかなくても、立ちながら、歩きながらできる遊びを探してみましょう。
睡眠時間を10時間以上とる
睡眠不足は朝ごはんの欠食や生活リズムの乱れのもととなり、消費カロリーを少なくしてしまうことで肥満の要因の一つになることが知られています。
また、1日の睡眠時間が10時間を下回ると、肥満になりやすいことも報告されており、一つの目安とすることもできそうです。
夜は夜更かしをせず早めに寝ることで、余分な食事も避けられます。
まとめ
子どもの肥満は大人と比較して問題にされにくいですが、将来の健康を考えると早めの対策が重要です。
大人になってからも健康に過ごすため、いろいろなことを学習していく幼児期に、望ましい食事のとり方や生活習慣を作ってあげてはいかがでしょうか?
休みの日に栄養バランスのとれた食事を用意するコツを紹介した記事はこちら
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